すごーい、久しぶりに菊地秀行の「
妖魔戦線」を読んだ。
1985年の出版だから、もう23年前ですよ。
念法を使う工藤明彦の妖魔シリーズ1作目。
このあとの、妖魔軍団、妖魔淫獄、とつながる3部作の最初でもありますな。
初めて読んだのが中学ぐらいのときだったから
実際に読んだのも20年ぐらい前。
当時は、チェリーだったからねー。
エロシーンは頭でしかわからんかったけど、わかってから読んでみると
まあ、エロい。
ジュブナイルを書いてた菊地秀行が
アダルト第1作として書いたのだね(実際は魔界行が先に出版されてるんだけど)。
冒頭からエロいエロい。
いきなりまあ、強制フェラーリ⇒ごっくん、というわたる好みの展開から
いわゆる触手系のグロにいくんだけどさ。
まあ、ほとんどが凌辱だし、人間じゃないのに犯られちゃう、という
いまのわたるの嗜好とは全然違うけど、実にエロい。
それこそ、アナル舐めもあるし。
こうゆうのからエロ活字に入ったわりにいまでは純愛エロ系なのは意外でもあるわな。
なんてーの、初期菊地エロなんて
凌辱
触手
輪姦
バッドエンド
と、ほんとわたる向きでないんだが
いまなら違ったかもしれないけど。
実用度はじつに高い。
で、このころの菊地ものはエロもすごいだけど
話も面白いんだよね。
妖魔と武器商人がくっついて、そこに防衛庁が絡んで
とか、筋としては荒唐無稽も甚だしいんだけど
読ませるんだよなー。
ちろっと読んでるうちに、結局全部読んじゃったもの。
やはり、活字エロはいいなー。
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